金融

インター市場バンク市場

インターバンク市場とは、金融機関同士の資金過不足の調整と日銀の金融調節の場です。代表的な市場には、コール、手形市場などがあります。

 

コール市場は金融機関が数日といったごく短期の支払い準備を調整する場です。市場に供給される資金をコールローン、市場から取り入れる資金をコールマネーと呼称します。

 

コール市場は一億円以上の取引が大半を占め、取引の種類はその期間によって期日物、無条件物に分類されます。期日物は2〜7日を中心にあらかじめ決めた期間に決済するものです。無条件物は取引をした翌日以降ならばいつでも決済可能な取引です。

 

こうしたコール取引には国債、政府保証債などの担保が必要な担保付コール取引と、1985年に創設された担保の裏づけのない無担保コール取引があります。手形市場は、1971年に創設された比較的歴史の浅い市場で、コール市場よりやや期間の長い支払い準備を調整する場です。

 

取引は資金の必要な金融期間が資金を供給したい金融機関に手形を売却する形で実施されています。売却は企業の振り出した手形を担保に資金を必要とする金融機関が新たに手形を振り出す形式で実行されることが殆どです。手形取引は期日の設定の仕方に応じて最短一週間物から一ヶ月物、三ヶ月物、半年物、最長一年物の取引まであります。

 

コール市場の金利も手形市場の金利も79年以降、一応自由化されており、資金需給を反映して上がったり下がったりします。しかし、必ず しも完全に自由化されたわけではなく、市場の資金需給に沿って本当に自由に金利が決定されるようになったのは88年に日銀が発した新金融調節を待たねばなりませんでした。

 

両市場とも短資会社が取引の仲介をすることになっています。また、市場に参加できる金融機関は日本銀行、都市銀行、長期信用銀行、信託銀行、損害保険会社、農林中央金庫などです。恒常的な資金不足に苦しんでいる都銀が両市場からの資金の取り手の代表で、出し手の中心は農林中金です。